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■2007年度イベント情報

第11回極真祭|10月4,5日|京都府立体育館

 

夏原帆万里選手によるレポート

佐川楓初段によるレポートはこちらから

佐川楓初段 に続き今回レポートを書いてもらった夏原帆万里選手は女子中学生の部で見事優勝を果たしました。夏原選手所属する伊丹・宝塚道場での一般稽古はもちろんのこと支部内近隣道場への出稽古を頻繁に行ってきました。そういった彼女の積極性が国際大会、極真祭といった大きな大会での優勝に繋がっています。レポート中、「文武両道」という言葉がキーワードの一つとして出てきます。忙しい日常の中でもスケジュールを事前に整理して道場での時間をつくる。空手に接することで集中力が高まり勉学にも良い影響を及ぼす。学校と空手を両立させていく上でタイムマネージメントやタスク管理能力が知らず知らずのうちに向上していることが感じられます。夏原選手のレポートは目線を上げる事により道場に通う価値観が変化することを教えてくれます。また入門時から彼女を指導してこられた黒山師範代にもレポートを御願いしました。

 

空手を通じて何を学ぶか

入門時の約束は「文武両道」。

勉強と空手、どちらも決して疎かにしないという約束から3年が経ちました。勉強、部活動(陸上)、生徒会活動(副会長)、空手、もちろん友達とも遊んでいます。

振り返れば空手がきっかけで非常に充実した3年間を過ごすことができたと思います。

今年の国際大会以後、極真祭前の1ヶ月以外は受験勉強中心の生活でどうしても稽古に費やす時間減りましたが、それを「負け」の理由には絶対にしたくはありませんでした。その都度優先順位を考え、与えられた環境、時間の中で最大限の努力をする。

そして結果を出す為にはその中でどれだけ集中して稽古に臨めるか、いかに工夫できるかが勝負だと思っていました。努力すればするほど、それが自分の自信となり、また正しい方向に努力するということが良い結果に繋がると信じて、空手だけではなくすべてを半端なくこなしてきたことが充実感に繋がっていると思います。実際に良い結果が出た時には、いつも以上に喜びを味わう事ができて大きな達成感を得られ、また新たな目標への気持ちの切替えができるのです。入門して初めて極真祭を見に行った時、同じ兵庫支部の村上志津香先輩が全日本チャンピオンになり、私にとって憧れの存在となりました。そして翌年の第9回極真祭に中学1年生で初出場する事ができました。正直、入門から1年で夢の舞台に立てるとは思ってもいませんでした。結果は3位でしたがとても満足でした。

しかし半年後の国際大会での敗退がきっかけで、「空手歴なんか関係無い!もう絶対に誰にも負けたくない!」という気持ちが心の底から湧いてきました。そんな時、「関西女子部稽古会」で中村門下の南先輩、小林先輩、をはじめ伊藤観世先輩や冨田恵先輩など全日本で活躍する関西の先輩方と一緒に稽古する機会を与えて頂きました。そして宝塚道場だけではなく中村門下の道場へも出稽古させてもらい、第10回極真祭、国際大会、今回の極真祭と3大会連続優勝することができました。

この3年間、皆に支えられながら「押忍」の精神、「尊敬」「感謝」「忍耐」を学びました。空手を通じてもっと多くのことを学び、空手を通じて学んだものをいろいろな形で世界に向けて伝えられるような人間になりたいと思っています。          

夏原帆万里 押忍



黒山師範代から見た夏原帆万里選手

帆万里が入門してきたのは確か小学6年生の頃でした、考えるとまだ三年ちょっとしか経ってないんですが感覚的には五、六年は経っているように感じます。それは勿論出席回数もありますし、道場で行うイベント、数々の試合への出場など実に中身の濃い三年だったからだと思います。 

入門して三年が過ぎ、全日本や国際大会でも優勝し、目標を失ってしまうんじゃないかと心配してしまいますが、以前と全く変わらずよく声を出し集中した稽古をしています。 

彼女の強さの秘密を考えると、教わった事をよく理解し実践できる頭の良さや、ずば抜けた柔軟性を含む高い身体能力、そして凄い集中力だと思います。そして今の環境を作ってくれている家族の協力もとても大きいと思います。 

普段から基本稽古や移動稽古、型の稽古など一般に退屈と思える稽古でも一切手を抜くことなく集中して稽古する姿を何時も見ているので、指導する側も自然と気合が入ります。 

来年からは高校生になり、さらに大学や就職などこれから空手以外でもやりたい事や、やらなければいけない事が増えてくると思います、そこで如何に工夫して両立していくかが重要になってきます。 

自分は道場で一般部に向けてよく「少年部や学生の間は時間がたくさんあるし、親が送り迎えしてくれるから誰でも続けられる、大変なのは大人になってからも続けられるかどうかだ」という事を言います。

時間がないとか忙しいとか、言い訳はいくらでも考えられます、でもその時置かれた状況の中でどれだけ頑張れるかで精神面が鍛えられるはずです。 

彼女には精神面の強さも既に感じますが、今後さらに修行を積んで将来指導する立場になった時に、これまでなかった経験や成長があるはずです、宝塚道場には他にもたくさんの将来有望な生徒が居ます、道場の責任者として今後は生徒がやりがいを持ち、一生続けて行きたいと思える道場作りをして行きたいと思います。押忍。

伊丹・宝塚道場 黒山吉隆                                 

 

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