2008年度イベント情報
■第21回全関西空手道選手権大会
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7月20日|舞洲アリーナ

「鉄は熱いうちに打て」という言葉は「若いうちに苦労し鍛錬することが歳を重ねた後に活きてくる」という意味を持ちます。7月20日、
その諺を地で行くような鉄をも溶かす酷暑の中、第21回全関西空手道大会が開催されました。灼熱の太陽に照らされた舞洲アリーナに800名を超す選手が集結し、秋に行われる全日本大会を目指し激闘を展開しました。
少年部の試合が大きな広がりを見せ始めてから約10年が経過しました。拡大過程においてクラス分けも進行し、今ではより多くの子供たちが参加できるように構成されています。時間の経過と競技人口は比例し、結果としてレベルの向上と技術進化をもたらします。現チャンピオンクラスのレベルは10年前とは格段の違いがあり、そこで勝つことは至難の業と言えます。そして驚くことに、この大会の上に全日本(極真祭)や国際親善という更にレベルの高い大会が控えているのです。今回ベスト8以上の成績を収めた選手には極真祭への出場権が与えられました。京都では関西代表として、彼らの頑張りが期待されます。
中学生の部では佐川
楓(川西道場)、椎原大稀(奈良支部)、撫養凌太(大阪東南支部)の各選手が軽・中・重量級でそれぞれ優勝を果たしました。彼らを含めた多くの入賞者が4月の国際親善大会で活躍しており、大舞台での経験がそのまま今回の結果に繋がったようです。中学生女子決勝では極真勢を抑えた篠原葉子
選手(正道会館)と細川久留未
選手(魚本流)の対決となり、篠原
選手が見事優勝を飾りました。流派を超えた技術交流はこういった大会の醍醐味でもあります。極真だけではなく、直接打撃制を採用する近畿圏の流派を一括した「自他共栄」が理想像として描かれます。軽量級と重量級に分けられた高校生の部では下川晃毅(住之江道場)と撫養雄地(大阪東南支部)の両選手がそれぞれ優勝しました。下川
選手はOSAKA'S
CUPでも優勝しており、その実力が上昇気流に乗っています。小学生からコンスタントに試合に出場してきた撫養
選手も成長に伴い真価が発揮されてきました。高校生女子の部では、1年間カナダに留学していた田中千尋
選手(北大阪支部)が前線復帰。多彩な蹴り技を駆使して優勝を果たしました。競技人口が
比較的少ない高校生の部を将来的に盛り上げていくためにも今回出場した全選手の更なる活躍が期待されます。
大会を重ねるにつれ益々充実していく壮年部ですが、今大会も熱い戦いが繰り広げられました。この階級の特色は、各道場で活躍する35歳以上の指導員たちにも大会で戦うチャンスを与えていることです。道場で指導しながら自己の稽古を怠ることなく大会に参加するには相応の困難を伴います。道場では後輩達を背中で引っ張り、大会でも色帯に胸を貸す彼らの頑張りは各支部の財産であり、その存在無くして組織の屋台骨は支えられません。
レベルの高い技の攻防が見られた一般女子無差別では伊藤観世
選手(奈良支部)と小林由希
選手(天王寺道場)の間で優勝が争われ、世界大会準優勝の実績を持つ伊藤選手が競り勝ちました。伊藤選手は型の部でも優勝しています。秋の第40回全日本の出場権を賭けた一般無差別では優勝候補であった京都支部の樋口恵士選手が準々決勝にて敗退。樋口選手を下したことで波に乗るかと思われた剛道館
の山下勲選手は続く準決勝で木下成準
選手(大阪西支部)に判定負けを喫しました。反対のブロックからは山下亘選手(剛道館
)が前評判通りの強さを発揮し、決勝で木下選手と対峙しました。大阪府選手権大会決勝と同じカードとなったこの対戦は延長2回までもつれ込みました。一進一退の攻防が続く中、4月の雪辱を期する木下
選手が気力を振り絞り、僅差の判定で優勝を飾りました。今回ベスト8入りし全日本出場権を獲得した全選手の双肩に関西極真の可能性がかかります。11月、東京における彼らの躍進が期待されます。
大会の模様はALL
SPORTS COMMUNITY(フォトクリエイト社)が7000枚を超すギャラリー
(閲覧期間限定)を提供してくれています。また中村道場主催大会サイト「サムライたちの夢」も併せてご覧ください。大会開催に尽力されたスタッフ、関係者の皆様お疲れ様でした。参加者、保護者の方々、大会へのご協力ありがとうございました。
大会結果