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2011年度イベント情報

2011オールアメリカン選手権大会 | 6月18日(土)|ニューヨーク

6月18日、日本選手にとって世界大会最終選考会となるオールアメリカンオープン選手権大会がニューヨークにて開催されました。今回で16回目を迎え、その歴史に重みが増してきた本大会に松岡朋彦選手、中村昌永選手が中村道場より初参戦しました。例年、海外のトップ選手が鎬を削る同大会ですが、今年はレベルの高さが尋常ではなく、世界大会決勝日を思わせる好カードの連続となりました。筆者である私は幸運にも両選手のセコンドとして参加する機会に恵まれ、稚拙ながら以下にレポートを記したいと思います。各試合内容はあくまで個人の感想として受け止めていただければ幸いです。次号の「ワールド空手」に詳細なレポートが掲載される思われますので、公式な見解は是非そちらをご覧下さい。

 

まずは中村道場から。松岡選手は緒戦からヨーロッパ中量級王者であるギガ・シャマタヴァ選手(ロシア)と激突。ギガ選手の得意とする試合構成は、前半相手の様子を探り、後半の加速からラスト30秒をラッシュで締めくくる流れです。その流れを崩すべく前半から積極的に技を仕掛ける松岡選手。突きの得意な相手に対し、下段を中心とした蹴り技主体で前に詰めて行きます。突きの手数が少ないことが気がかりですが、左下段が相手の右足に的確に入っていきます。松岡選手優勢の展開で試合は後半に突入。ここでエンジンを掛け始めたロシア選手。突きの手数を倍増させ、松岡選手に襲い掛かります。松岡選手は序盤の流れを堅持し、蹴りを返していきますが、相手の突きの強さに押され、徐々に形勢が逆転し始めます。最後はギガ選手が旋回を始め得意のラッシュに持ち込み試合終了。判定 4−1でギガ選手の勝利。突きの威力と手数の差がそのまま判定内容に表れたようでした。ただギガ選手の右足も松岡選手の左下段によるダメージを被り、同選手の二回戦ではそこを狙われ敗退しています。

次に中村選手。緒戦は カナダのセバスチャン・カンス。ここ数年、カナダ国内で頭角を表してきた選手です。ボディーの打たれ強さに定評があり中村選手との試合でもそのタフネス振りを如何なく発揮。中村選手の強烈な下突きが何発も突き刺さるも回転の速い突きの連打を返してきます。中村選手は奥足への内股蹴りで攻勢を強めますが、セバスチャンの動きは止まりません。判定3−2で辛くも逃げ切った中村選手でしたが、いきなり海外試合の怖さを体感した結果となりました。

次の相手はフランスのマキシム・デミウタス選手。もう一人の強豪、ディーマ・ベルコジア選手と双璧をなし極真フランスを背負う若きファイターです。長身から繰り出されるマキシム選手の上段蹴りを封じる為、至近距離に詰め接近戦を挑む中村選手。序盤から足を止めて激しく打ち合いますが、体重差25キロの壁が立ちはだかります。馬力の強さで後退はしない中村選手ですが、相手の重い右下段 廻し蹴りが的確に入ってきます。中盤から終盤にかけ中村選手の下突きから内股蹴りが効果を上げ始めますが、決定打にはならず延長戦へ。ここまでくると気力の勝負になってきます。本戦と同じく距離を潰し接近戦を挑む中村選手。両者とも消耗が激しく手数が減少してきます。時折、下段への膝を交えながら相手の奥足に焦点を合わせる中村選手ですが、マキシム選手を崩すまでには至らず。終盤、お互い最後のラッシュを見せ試合終了。際どい判定で中村選手に凱歌が上がりました。中村選手は、入り際に放たれる相手からの上段蹴りにもきっちりとした対処を見せ、次のレチ戦に繋がる良い試合内容を見せてくれました。

そしていよいよレチ・クレバノフ選手(ロシア)と対決。ここに勝てばベスト8が決まり世界大会への切符を掴めます。「はじめ!」の号令と共に気合充分で距離を詰め、いきなり右後ろ 廻し蹴りを放つ中村選手。強豪相手に臆することなく突きを出していきます。マキシム戦に続き体重差は25キロ。更にここまでの試合で足にダメージが蓄積されています。レチ選手は単発の下突きから素早い下段 廻し蹴りに繋ぐ定石のコンビネーション。中村選手にとっては、この相手に対し技ありをとることは至難の業です。そのため、相手の下段をしっかりとカットし、ここまで良く機能していた内股を的確に返していく戦法。スタミナ勝負に持ち込めるかどうかに勝機が懸かっていました。手数で勝る中村選手ですが技の威力ではレチ選手が上まわります。単発ですが威力充分の突きが中村選手のスタミナを徐々に奪っていきます。この大会初めて 弱冠の後退を余儀なくされますが、足を使い回り込み、技を出していきます。試合終盤にレチ選手から放たれた右後ろ廻し蹴りにもしっかりと対応し、決定打を打たせることなく試合終了。判定は1−1で延長戦に突入。相手の右下段は半分の割合でカットしますが、そのダメージは確実に蓄積されています。しかしレチ選手にも疲れが見え始めてきました。目に見えて手数が減り、お互い腕を合わせて見合う場面が多くなります。会場内に設置された残り時間を示す電光掲示板に時折目を移すレチ選手。終盤、最後の力を振り絞り突きの連打を応酬させ試合終了。判定は僅差の3−0でレチ選手に軍配が上がりました。敗れたとはいえ、あのレチ選手に真向から打ち合った中村選手の健闘は賞賛に値します。

今大会一番印象に残った試合はなんといっても荒田昇毅選手とエヴェルトン・テセイラ選手の準々決勝です。試合は延長2回まで縺れ込みスリリングな内容となりました。本戦からテセイラ選手の突きの連打が目立っていましたが、荒田選手も下段廻し蹴り 、膝蹴り、前蹴りを合わせていきます。本戦は手数と勢いで勝ったテセイラ選手がやや優勢のように見えました。しかし延長に入ると形勢が逆転し始めます。突きの連打は淀みなく続きますが、荒田選手の下段廻し蹴りをテセイラ選手が明らかに意識し始めました。しかし荒田選手も、二回戦のストイアン戦、三回戦のキュージック戦という強豪との連戦で被ったダメージが残り、テセイラ選手の下段廻し蹴りに弱冠下がる場面も見られます。再延長に入ると、荒田選手は下段に照準を絞ります。この頃になると、会場のボルテージが上がり始め、「世界王者陥落の可能性」に一種異様な興奮が充満し始めました。観客は明らかに荒田選手を後押ししています。再延長中盤、荒田選手の執拗な下段蹴りが遂にテセイラ選手を後退させます。相手の連打を許すテセイラ選手を今まで見たことがなく、この光景は会場に居た全ての人に強く印象に残った事でしょう。しかしテセイラ選手も、フットワークで回りこみ場外線は割りません。疲れの見える荒田選手に対し、突きの連打を返し劣勢の挽回を図ります。7分間に及ぶ一進一退の攻防は5−0の判定で荒田選手完勝の決着に終わりました。荒田選手の気力が大番狂わせを起こした瞬間でした。

ブラジル勢では、エドワルド・タナカ選手が、自身が放った後ろ廻し蹴りに相手の 膝蹴りが膝を直撃し、試合続行不可能(記録上は一本)となり、不運にも三回戦敗退となりました。世界大会ベスト16の実績を持つアンデルソン・シルバ選手は試合中盤からスタミナ切れを起こし二回戦敗退と振るわず。他の選手も早い回戦で敗れてしまいました。ただ、テセイラ選手は前回世界大会からキックボクシングに専念しており、極真の大会は実に4年ぶりとなります。今回、優勝を逃したものの、11月までにはしっかりとした調整が為されると思われます。

大会を通じて、ブラジルの不振とロシア・東ヨーロッパの躍進は対照的でした。ルーマニア代表のミレル・イカコブ選手は中量級の体格ながら粘り強い組手内容でトーナメントを駆け上がり、三回戦ではナバロ選手(スペイン)に勝利し、ヨーロッパ選手権での借りを返しています。昨年の全日本ウェイト制にも出場してるロシア代表のアレキサンダー・ミカエロフ選手は軽量級の骨格ながらスピード感溢れる縦横無尽の動きでベスト8入賞し確実に力をつけています。レチ選手は、去年のオールアメリカンでのパフォーマンスと比較すると動きが増しているように見えました。昨年の全日本ベスト8、今大会3位という結果が上昇傾向を証明しています。11月には全盛期のスピードと破壊力を完全レストアしたレチ選手が見れるかもしれません。そしてそのレチ選手を準決勝で破った、ゴテルジ・カパナーゼ選手(ロシア)の技の切れ味は今大会一番のように見えました。しかしそのカパナーゼ選手をもってしてもザハリ・ダミヤノフ選手(ブルガリア)の牙城に迫るまでには至りません。体全体を使ってダイナミックな組手を展開していくロシア勢に対し、ダミヤノフ選手の組手は比較的静かに進行し一線を画しています。対戦相手にかける圧力は強度が高く連続性を持ち決して途切れません。事実、あの小林大起選手がダミヤノフ選手戦で後退させられていました。派手さの無い技の連携は隙の無さに繋がり、組み合わせの妙があったことを考慮しても、決勝を含む6試合全てを本戦勝利で決着させる結果は同選手のディフェンスとオフェンスのバランスと水準の高さを示しています。ダミヤノフ選手からは、その厚みのある体により激しい稽古内容を想像させられ、その堅実な試合内容によりトーナメント全体を意識した計画性が窺い知れます。

「世界前哨戦」は終了しました。本番まで残り5ヵ月半。「一体どういったドラマが待ち構えているのか?」、個々の想像力を十分に掻きたてられた素晴らしい大会でした。松岡選手、中村選手、本当にお疲れ様でした。これからも、自己の大会参戦はもとより、中村道場選手団の牽引を宜しくおねがいします。願わくば今回の奮闘と今までの実績を元に推薦枠により日本代表に選抜される事を祈っています。押忍。

大会結果(東京総本部HPより抜粋)

優 勝/ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)
準優勝/ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)
3  位/レチ・クルバノフ(ロシア)
4  位/荒田昇毅(日本・千葉県南支部)
5  位/エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)
6  位/小林大起(日本・東京城西支部)
7  位/アレクサンドル・ミハイロフ(ロシア)
8  位/ミレル・イアコブ(ルーマニア)


ウェイト制に引き続き、松岡選手、中村選手への応援メッセージを募集しています。大会まで僅かですが、選手にとって道場生からの応援が何よりの励みとなります。 宜しく御願いします!
*14日午前7時から午後2時までメッセージ受信の不具合(現在復旧済み)がありました。この間にメッセージを送られた方は、お手数ですが、再度送信を宜しく御願いします。

 

中村道場所属選手へ応援メッセージを送ろう!

名前(本名またはハンドルネーム):

所属道場:

応援メッセージ(選手本人からの意気込みやメッセージに対する返信も御願いします):

送信前にもう一度内容をお確かめください。


NO. 21
名前
: 同い年の後輩
道場: 京橋道場
Date: 2011-06-
15

松岡先生いつも選手稽古、強化稽古でお世話になってます。
オールアメリカン大会は悔いの無いよう思い切り暴れてくたさい!!

松岡先生、中村先生ともに世界の切符を取ってください!
勝利を祈ってます!


NO. 20
名前
: 内藤晴三
道場: 市川・加西道場
Date: 2011-06-
15

「松岡先生・中村先生」アメリカ経由東京行きの切符、楽しみにしています。
大変だと想いますが、体調管理に気をつけて頑張ってください。
「押忍」


NO. 19
名前
: 川阪真一
道場: 中山台・神戸北道場
Date: 2011-06-
14

応援してくださった方々、本当にありがとうございました。不甲斐無く負けたのに温かい言葉を掛けて下さり、改めて自分のやってしまった事の重大さに気付かされました。この結果を正面から受け止めてこれからの糧にして日々過ごしたいと思います。

ここからの巻き返しが中村道場の真骨頂です!みんなで松岡選手、中村選手にエールを送ってオールアメリカンで暴れてきてもらいましょう!頑張れ松岡選手!昌永選手!


NO. 18
名前
: 内藤 晴三
道場: 市川・加西道場
Date: 2011-06-14

小谷先生へ(小野道場)
ウエイト制お疲れさまでした
今は十分に充電してください


NO. 17
名前
: 響蘭
道場:
Date: 2011-06-11

徳田先生頑張ってください。家族で 応援に行きます。


NO. 16
名前
: さくら
道場:
Date: 2011-06-11

日置指導員、大地くん 頑張ってください!!応援してます!!
頑張るのもいいですが、頑張りすぎて怪我とかしないように
気をつけて下さいね(・・*)


NO. 15
名前
: 宗平 直大
道場: たつの道場
Date: 2011-06-10

小谷先生、頑張って下さい。応援しています。


NO. 14
名前
: 奥田 武志
道場: 阪南道場
Date: 2011-06-10

がんばれ中村道場!


NO. 13
名前
: 阪中 一輝 佑菜
道場: 泉佐野道場
Date: 2011-06-10

中川先生、悔いのないよう頑張って下さい。
ご健闘をお祈りします。  押忍!!


NO. 12
名前
: 藤井 清弘
道場: 西宮道場
Date: 2011-06-10

外屋敷師範代へ

頑強不屈のスピリットで軽重量級クラス優勝目指して下さい。
会場で応援しています。


NO. 11
名前
: 今井おやこ
道場: 三木
Date: 2011-06-10

中村昌永先生、がんばってください!
微力ながら応援に行かせてもらいます。
目指せ優勝!!


NO. 10
名前
: 永井 伸明
道場:
Date: 2011-06-09

松岡選手、中村(昌)選手、谷川選手、小谷選手、亀井選手、鑑継選手
神戸選手会で培った技術、技、精神力を晴れの舞台で存分に発揮して下さい。
私たち仲間は全力で応援致します。ご健闘をお祈りします!


NO. 9
名前
: 橋本 一征
道場: たつの
Date: 2011-06-09

小谷先生 優勝目指して頑張ってください
期待して応援に行きます。


NO. 8
名前
: 田中親子
道場: 泉佐野
Date: 2011-05-30

中川先生 頑張って下さい。みんなで応援しています!!押忍


NO. 7
名前
: ルパン
道場: 神戸北道場
Date: 2011-05-28

我等が川阪真一先生、強くて格好いいとこ見せ付けてください。
全身全霊で応援させていただきます、押忍っ!!!


NO. 6
名前
: オッサンの一撃
道場:
Date: 2011-05-26

日置先生、大地先輩 頑張ってください。
世界戦のキップ もぎ取ってください。 家族総出で応援に行きます!


NO. 5
名前
: 西井 仁志
道場: 小野
Date: 2011-05-25

小谷先生 がんばってください 応援に行きます


NO. 4
名前
: 内藤 晴三
道場: 市川
Date: 2011-05-24

本部 小谷先生へ(小野道場)
6月11日(土)・12日(日)の2日間日程は空けております。
必ず応援に行きますので最終戦まで残って世界大会の切符を手に入れてください。
「押忍」

 


NO. 3
名前
: 中村 修志
道場: 三田・西宮南
Date: 2011-05-23

藤井悠次!頑張れ!!
 


NO. 2
名前
: 青木 孝貢
道場: 西明石道場
Date: 20
11-05-23

大会に出場される中村道場の選手のみなさま、武運長久をお祈りいたします。
世界大会選抜戦は何が何でも出場権、奪取して下さい。押忍!

 


NO. 1
名前
: 中村 龍志
道場: 中村道場OB
Date: 20
11-05-22

中村道場全選手のご活躍をお祈りいたします。世界を目指して死力を尽くしてください。
押忍。

 

 

 

 

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