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交拳知愛

2008年8月27日 オリンピックで思った事

個人のコラム蘭ではないので批判的な文章は極力避けていますが、今回は少々。気分を害される方がいらしたら悪しからずご了承下さい。

8月25日付のBBC(英国営放送)ウェブより。イギリス人、アマンダ・マッコーエン(41)さんは北京市内においてチベットに関するデモ隊の撮影やインタビューを行っていたところ中国当局に逮捕された。拘束初日は24時間寝ることを許されず、尋問は連続8時間に及んだ。その後、少しの睡眠を許され更に12時間の尋問。その間、逮捕理由は一切与えられないままであった。デモ自体は平和的なもので暴力は一切使われなかった。イギリスのゴードン・ブラウン首相の働きかけにより、アマンダさんはようやく3日後に釈放された。釈放はオリンピック閉会式後に行われた。首相の仲介がなければ10日間の拘束に及んでいたという。

上記のような放送や記事は欧米のメディアでは頻繁に公開・更新されています。しかし日本の場合はどうでしょうか。政治経済における中国との関わりを考えた場合、日本はやはり波風を立てないほうが良いのでしょうか。これが一点。

その豊富な資源と巨大な人口を武器に先進諸国に風穴を開けようとする中国。四千年の歴史を持つ眠れる獅子が雄たけびと共に立ち上がる様が浮かび上がります。しかし人権を無視したその強行政治は、民主主義を主張してきた欧米列強への仲間入りを困難にしています。超えねばならないハードルを自ら上げているようなものです。仲間入りをする気はないのかもしれません。これが二点目。

ウェブサイトは世界中の人々に情報を発信できる利点を持っています。しかし自国の言語のみにこだわってしまっては他国のサイトは判読不可能です。世界共通語とも言える英語をある程度習得すれば上記のような記事にも興味をもつことができます。自国が発信する情報のみを鵜呑みにすることは危険とも言えます。国を挙げての情報操作の容易さは国民の言語理解力が大きく関わっているはずです。これが三点目。

オリンピック開催中、以上3点が疑問点として残りました。それらを除けば、本当に素晴らしいイベントでした。7月26日付けのコラム中で紹介したアスリートの結果を記しておきます。カンボジアのヘムは男子マラソンに出場。完走者75人中73位。20人近いランナーが途中棄権する中、しっかり完走。クレー射撃のリカは41人中29位の成績を残しました。ソマリアの16歳サミヤは女子200M走1次予選で敗退。出場選手中一人30秒台でのダントツ最下位でした。しかし大観衆を飲み込んだバードネストでの走りは彼女の心に深く刻まれたはずです。

4年に1度のスポーツの祭典は様々なことを考えさせてくれます。■


注)中村道場という一団体に掲載されるコラムであるため私的な題材や意見は極力避け、一般的な内容に的を広げてあります。しかし文章作成上、全ての主観を取り除くことは不可能であることもご理解下さい。上記の文章内で不快な気分を持たれた方は、このコラム蘭はあくまでHP係りが提供しているものであり中村道場全体の意見を代表しているものではない、ということをご理解ください。

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