■ 交拳知愛
2008年4月26日 「言う」よりも「見せる」
外国の子供達が空手を習う時は日本語の号令から学ばねばなりません。しかし道場によっては初心者に数の数え方を特別に教えるわけではなく、普通に号令を掛け基本稽古を進めていきます。一ヶ月も経つとその初心者は日本語で1から10を
自然に数えれるようになります。
上のエピソードは子供に対する教育の一つの方法論を示しています。教育とは端的に言うと、発信する側が受信する側に情報を伝達する作業
を指しますが、子供の場合は受信機の感度が鋭いため、発信する側が情報を口頭で教える前に動作や言動で感じ取ってしまうようです。
蹴り方を口頭で伝えるよりも、その蹴りを見せた方が早道です。この方法論で行くと、「赤信号で渡ったらだめですよ」と子供に言うよりも、発信者側がその子供の前で赤信号で渡らないことがより重要なわけです。子供への教育は「見せる、実演する」が「言う、説明する」に優先されるべきではないでしょうか。
テレビやインターネットを通じて入ってくるニュースは大人が起こす不祥事が相当の割合を占めます。それを見る子供達への教育上の影響は計り知れません。周りにいる大人たちが模範例を示し悪影響を食い止めねばなりません。子供は常に「見て」いるのですから。
明日はいよいよOSAKA'S CUPです。たくさんの子供達が出場します。彼らの将来のためにも、みんながマナーを守る良い大会になるよう頑張りましょう。■
注)中村道場という一団体に掲載されるコラムであるため私的な題材や意見は極力避け、一般的な内容に的を広げてあります。しかし文章作成上、全ての主観を取り除くことは不可能であることもご理解下さい。上記の文章内で不快な気分を持たれた方は、このコラム蘭はあくまでHP係りが提供しているものであり中村道場全体の意見を代表しているものではない、ということをご理解ください。
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