■ 交拳知愛
2008年3月30日 意外な共通点
カーリング女子世界選手権
大会がカナダで開催されており日本チームが決勝ラウンドに残り健闘しています。カーリングは長野オリンピックにおける日本選手の活躍で国内での知名度が上がりましたが、他のスポーツと比較すると注目度は発展途上にあると言えます。
カーリングは1ゲームに要する時間が2時間を超えます。相手のストーンを中心から遠ざけながら自チームをより中心に残すために様々な戦略が練られます。更にストーンを投げる際に要求される繊細なコントロール技術と長丁場に絶えうる集中力の持続が参加選手に要求されます。またメンバー間のコミュニケーションも勝利への重要な要素です。カーリングが「氷上のチェス」と言われるゆえんは選手の精神力が試されるスポーツだからでしょう。
カーリングの特徴は審判の不在です。タイムキーパーやスコアキーパーは存在しますが、厳密な意味でのジャッジは存在しません。いわゆるセルフジャッジ(選手自身が判定する)システムでゲームが進行するためスポーツマンシップが非常に重んじられるスポーツでもあります。相手の失策を喜んだり、派手なガッツポーズは慎むべき行為とされています。フェアプレイ精神は観戦する人々のマナーにも伝わります。相手チームへのネガティブな言動は慎み、競技者が投げる際の静粛さは見ていて気持ちのいいものです。
フィジカル面が前面に押し出される極真空手とは対極に位置するカーリングですが、意外な共通点が見出されるのは興味深いものです。■
注)中村道場という一団体に掲載されるコラムであるため私的な題材や意見は極力避け、一般的な内容に的を広げてあります。しかし文章作成上、全ての主観を取り除くことは不可能であることもご理解下さい。上記の文章内で不快な気分を持たれた方は、このコラム蘭はあくまでHP係りが提供しているものであり中村道場全体の意見を代表しているものではない、ということをご理解ください。
< 前に戻る|トップ|次を読む >